全栃木教職員組合の活動
栃木県内の義務制のほとんどの教職員は、全日本教職員連盟(全日教連)に加盟する栃木県教職員協議会(栃教協)に入会しています。加入された先生たちの少なくない人たちが「みんなが入っているから」という理由で誘われたのが、きっかけだったのではないでしょうか。
 栃木県教職員協議会(栃教協)は、今から40年ほど前に結成されました。それ以前は、栃木県でも日本教職員組合(日教組)に加盟する栃木県教職員組合(栃教組)が多くの教職員を組織していました。
 「超過勤務手当の支給」を求めて訴訟を起こした栃教組に対し、管理職や保守勢力は、栃教組からの脱退工作を執拗に行いました。この経過については、鎌田慧氏の『教育工場の子どもたち』(岩波書店)に詳しく書かれています。
 脱退工作を受けて少数になった栃教組ですが、日本教職員組合(日教組)の活動方針を巡って、私たちは新たな教職員組合である全日本教職員組合(全教)を1991年に結成しました。
 全教は、「教え子を再び戦場に送るな」のスローガンを掲げ、30人学級実現などの教育条件の向上、教職員の長時間勤務の解消などに取り組んでいます。
 なお、近年は県立学校での組合加入もあり、県教委を任命権者としてだけではなく、県立学校の服務監督権者として、交渉を行っています。
 なお、県立学校では日本高等学校教職員組合(略称:日高教麹町)に加盟している栃木県高等学校教職員組合(栃高教組)があります。6年前この日高教麹町を脱退して、私たち全教:日高教加盟を果たした香川県高等学校教職員組合は、私たちにその間の事情についての報告と激励を送ってくれました。
 ○全栃木教職員組合規約  香川高教組からのエール
 ○全日本教職員組合綱領  
 ○全日本教職員組合 教職員権利憲章